共働き夫婦のうたのです。

私たちは賃貸2LDKの寝室にエアコンがなくて、2年間ダイソンの送風とヒーターでしのいできました。2026年5月末、ついにダイキンのエントリーモデルを工賃込み約12.5万円で増設しました。先に結論を書くと、賃貸でもエアコンは自分で増設できます。ただし大家さんや管理会社への許可と、退去時にどうするかの確認は必須です。私の場合は置いていくつもりでいますが、これも付ける前に確認しておくべきことでした。なぜ夏が来る前のこのタイミングで決めたのか、いくらかかったのか、メンテが楽なモデルをどう選んだのか。同じ共働き・賃貸の夫婦の目線で、実際にやってみた話を正直に書きます。

賃貸の寝室、2年間エアコンなしでどう過ごしていたか

うちの寝室は約6畳で、もともとエアコンがありませんでした。引っ越してからの2年間は、ダイソンのHP12WGという空気清浄機能つきのファンヒーターで、冬はヒーター、夏は送風としてしのいできました。もともとこのダイソンは寝室にエアコンがなかったから、ヒーター目的で買ったものです。冬の寝室はヒーターでなんとかなったのですが、正直なところ、夏の寝苦しさは送風だけではごまかしきれませんでした。扇風機的に風を当ててもなかなか寝つけない夜があって、「やっぱりエアコンがいるな」と毎年夏のたびに思っていた、というのが増設前の状態です。

寝室で2年使ったダイソンHP12WGについては、寝室で2年使ったダイソンHP12WGの正直なレビューに書いています。あれはあれで活躍してくれていますが、夏の寝室の主役にはなれませんでした。

なぜ2026年5月末に増設を決めたのか

「いつかは付けたい」と思いつつ2年引っ張ってきたのに、2026年5月末に踏み切ったのは、ひとつの理由ではなく、いくつかの事情が重なったからでした。結論から言うと、夏の繁忙期が来る前に、値上がりの話を聞いて、ボーナスのタイミングと合った、という後押しがあったから今だと判断しました。具体的には、次の4つです。

  1. 夏が来る前に済ませたかった──エアコンの取り付けは5〜7月が一番混む時期で、夏本番になると予約が取りにくくなると聞いていました。実際、一般社団法人 日本冷凍空調工業会のデータでも、エアコンの出荷は5〜7月がピークとされています。混む前に動きたかったんです。
  2. 値上がりの話を聞いた──エアコンの部材に使われるナフサ由来の素材が値上がりしているという話を耳にしました。
  3. 2027年から価格が上がりそうという話──2027年から省エネ基準が変わって、エアコンの価格が全体的に上がりそうという話も背中を押しました。
  4. ボーナスが入るタイミングだった──まとまった出費なので、ボーナスのタイミングと合わせたかったのもあります。

正直、値段がこの先必ずこう動く、と言い切れるものではありません。でも「どうせいつか付けるなら、混む前・上がる前の今でいいか」と思えたのが決め手でした。

工賃込み約12.5万円。ケーズデンキに頼んだプロセス

増設はケーズデンキで、本体と取り付け工事をまとめてお願いしました。かかったのは工賃込みで約12.5万円です。調べてみると、6畳用エアコンは工事費込みで全体としては15〜20万円ほどが相場とされていて、いちばん安いベーシックモデルでも8万円台から、10万円前後を選ぶ人が多いそうです。私が選んだダイキンのエントリーモデル(Eシリーズ)でいうと、本体だけで11万円くらい、それに工事費が乗るので、工事費込みだと13〜14万円あたりが目安になります。そう考えると、うちの約12.5万円はダイキンのこのクラスとしてはむしろ相場どおり、ちょっと安いくらいでした。お店で本体を選んで、取り付け工事まで一括で頼めたので、自分で工事業者を別に手配する手間がなかったのもよかった点です。

しかも今は、ナフサショックや2027年の省エネ基準の話もあって、エアコンの値段は全体的に上がってきている時期です。相場とうちの実額を並べると、こんな感じでした。

項目2026年の相場うちの実額
6畳用エアコン全体(工事費込み)約15〜20万円
ベーシック/エントリー帯(工事費込み)約8〜10万円前後〜
ダイキン Eシリーズ 6畳(工事費込み目安)約13〜14万円約12.5万円

値上がりが続いている時期に、選んだモデルの相場内で収められたので、私としては納得しています。

メンテが楽なモデルを選んだ理由(ダイキン Eシリーズ)

選んだのはダイキンのエントリーモデル、AN226AESK-W(6畳用・冷房能力2.2kW)です。決め手は、とにかくメンテナンスが楽なモデルがよかったから。ダイキンの公式仕様(ダイキン公式 Eシリーズ製品情報)を見ると、前面パネルにホコリがつきにくい帯電ストップパネルと、熱交換器を水で洗う内部クリーン機能がついています。エントリーモデルでもこのあたりが入っているのがダイキンを選んだ理由でした。掃除の手間はできるだけ減らしたいタイプなので、ここは外せませんでした。

ただ、正直に書いておくと、取り付けてからまだ2週間ほどしか経っていません。冷えはちゃんと効いている、というのは確かなのですが、メンテが本当に楽なのか、何年も使ってどうなのかは、これから判断していくところです。なので今の時点では点数はつけません。夏を越えたあたりで、改めて使用感を追記しようと思っています。

退去時はどうするつもりか(置いていく予定/ただし確認が前提)

私たちは退去のとき、このダイキンは置いていくつもりでいます。リビングのエアコンはもともと備え付けなのでそのまま、寝室に自分で付けたダイキンも、わざわざ外して持っていくより置いていくほうがいいかなと考えています。ただ、ここはとても大事なので強めに書いておきます。自分で付けたエアコンを賃貸に残すには、原状回復の義務があるので、必ず大家さんや管理会社に確認して、できれば書面で取り決めておく必要があります。勝手に置いていくと、撤去費用を請求されることもあるそうです。

私の反省として、本当は付ける前にここまで確認しておくべきでした。これから増設する方は、次のことを設置前にまとめて確認しておくのがおすすめです。

  1. そもそも増設してよいか(壁に穴をあける場合はその可否も)
  2. 退去時に置いていけるのか、撤去が必要なのか
  3. 設置した面の原状回復費用は誰の負担になるのか
  4. 上の取り決めを口頭ではなく書面で残せるか

ここを先にクリアにしておくと、退去のときに慌てずに済みます。

新しいエアコンを付けて気づいた、リビング7年目の冷え衰え

寝室に新品のダイキンを付けたら、思いがけない副産物がありました。リビングのエアコン、パナソニックのCS-229CF-W(2019年製・もとから備え付け・6畳用2.2kW)の冷えが弱くなっていたことに気づいたんです。新しいダイキンと同じ温度設定にしても、リビングのほうが冷えが足りない。今の家に住んで2年、使う時期は1〜2か月に1回はフィルター掃除をしてきたのですが、それでも今年の夏から「あれ、前ほど冷えないな」と感じるようになりました。7年目のエアコンの衰えって、新品と並べて初めてはっきり分かるものなんだなと思いました。

とはいえ、リビングのパナソニックは備え付けなので、買い替えるつもりはありません。寝室に新しいのを付けたばかりですし、当面はこのまま使います。総合すると、リビングのパナソニックは80点(100点満点)です。7年使えてきたこと自体はありがたいので大きくは引きませんが、冷えが落ちてきたぶんを引いて80点、という感覚です。

ちなみにリビングのエアコンの電気代は、測定器で実測しているところです。ただ夏本番の冷房をまだ回していないので、本格的な数字は夏のデータがそろってからになります。家電の電気代をそれぞれ測った話は我が家の家電を1台ずつ測った電気代の実測にまとめています。

まとめ:賃貸でもエアコンは増設できる。ただし確認は先に

賃貸の寝室にエアコンを増設するのは、許可さえきちんと取れば十分できます。私たちは工賃込み約12.5万円で、メンテが楽なダイキンのエントリーモデルを選び、夏が来る前に済ませました。退去のときに置いていけるかどうかは、付ける前に確認して書面に残しておくのが正解です。私はそこを後回しにしてしまったので、これから増設する方には先にやっておいてほしいなと思います。そして思わぬ副産物として、新品を付けたことでリビングの7年目のエアコンの冷え衰えにも気づけました。

同じように家電をそろえていく話は、こちらの記事にもまとめています。

よくある質問

Q. 賃貸でエアコンを自分で増設してもいい?

A. 私たちは大家さん(管理会社)に確認したうえで増設しました。賃貸は自分の持ち物ではないので、勝手に壁に穴をあけたり設置したりせず、必ず事前に許可を取るのが前提です。許可さえ取れれば、増設自体は問題なくできました。

Q. 賃貸のエアコン増設、費用はいくらかかった?

A. 私はケーズデンキで本体と取り付け工事をまとめて頼んで、工賃込み約12.5万円でした。6畳用は全体だと工事費込み15〜20万円が相場とされますが、私が選んだダイキンのエントリーモデル(Eシリーズ)なら工事費込み13〜14万円が目安。うちの12.5万円はそのクラスの相場どおり〜やや安いくらいでした。

Q. 自分で付けたエアコンは退去時どうなる?

A. 私は置いていくつもりですが、これは大家さんへの確認が前提です。賃貸には原状回復の義務があるので、退去時に撤去するのか置いていけるのかは、付ける前に確認して書面に残しておくのが安全。勝手に残すと撤去費用を請求されることもあるそうです。

Q. エアコンは今買うべき?2027年から高くなるって本当?

A. 私が今年買った理由のひとつが、部材の値上がりや、2027年から省エネ基準が変わって価格が上がりそうという話でした。値段が必ずこう動くと言い切れるものではないですが、夏の繁忙期前という意味でも、早めに動いてよかったと思っています。