共働き二人暮らしで「全部揃えなきゃ病」にかかった話

二人暮らしが始まる前、家電リストを眺めて「あれもこれも全部揃えなきゃ」と焦った経験、ありませんか? 私もまさにそれでした。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、空気清浄機、加湿器、除湿機、炊飯器、ドライヤー……リストにすると20個近くになって、予算的にも時間的にも「どこから手をつけよう」と固まってしまったんです。

でも7年共働きで賃貸暮らしをしてみてわかったのは、家電は優先度が3段階に分けられるということでした。

  • 層① 引越し即日ないと詰む家電(7つ)
  • 層② 半年〜1年後、もしくはシーズン前に間に合えばOKな家電(7つ)
  • 層③ なくても回る/あると便利止まりの家電(5つ)

この記事では、うたの家が実際に使っている家電を全部この3段階で仕分けて紹介します。結論から言うと、全部いっぺんに揃えなくて大丈夫です

層① 二人暮らしで最初に買うべき家電7選(引越し即日マスト)

まずはこの7つ。引越し即日なかったら共働き生活が成立しない、というラインの家電です。

ドラム式洗濯機 — 共働き最大の投資対効果

ワンボタンで洗濯〜乾燥まで完了するのがドラム式最大の価値です。干す手間・取り込む手間が「おしゃれ着だけ」に圧縮されます。

私たち夫婦は二人とも花粉症で、そもそも外干しをしたくありません。ドラム式を導入してからは、週2〜3回の洗濯がまるっと自動化されました。投資額は大きい(20万円クラス)ですが、毎回30分以上の家事時間を削ってくれるので、共働きで最も費用対効果が高い家電だと思っています。

ドラム式を買う前に知っておきたい後悔ポイントはこちら
縦型→ドラム式に切り替えた経緯はこちら

オーブンレンジ(料理・お菓子派のみ)/基本は安いレンジでOK

ここは注釈を先に出しておきます。基本はオーブン機能なしの安いレンジで十分です。

うちはオーブンレンジを使っているんですが、それは妻がグラタン・トースト・手作りパン・焼き菓子を作るからです。料理派・お菓子作り派じゃなければ、1〜2万円の電子レンジで全然OK。

「家電貯金が貯まったらグレードアップ」の順番で、最初から高いオーブンレンジを狙わなくていいと思います。

13,990円の電子レンジを5年使った話

でかい冷蔵庫 — 単身用からは即卒業

一人暮らし時代の100L台の冷蔵庫は、二人暮らしになった瞬間に手狭になります。

うちは280Lを使っていますが、正直「もう一回り大きくてもよかった」感じ。容量の選び方やふるさと納税で冷凍庫がパンパンになる問題は別記事に書いているので、詳しくはそちらを。

280Lで足りるか検証した記事はこちら
ふるさと納税で冷凍庫がパンパンになった話

エアコン — 備え付けがなければ即手配

今の時代、エアコンなしの夏冬は詰みます。うたの家は元々備え付けだったのでラッキーでしたが、備え付けがない物件なら入居前〜入居直後に手配必須です。

取り付け工事には時間もかかるので、引越し日から逆算して早めに動いたほうがいいです。

ドライヤー — 妻の希望で「風量多いタイプ」を1万円以下で

うたの家のドライヤーはパナソニック EH-NE5Lです。同棲を始めるタイミングで妻(当時彼女)が「風量多いタイプがいい」と希望して、1万円しないくらいで買いました。

ヘアケア重視ならダイソンやナノケア(パナソニックの上位モデル)という選択肢もありますが、風量重視なら1〜2万円クラスで十分というのが私たちの結論です。引越し初日から必ず使うので、即日マスト枠に入ります。

サーキュレーター/扇風機 — エアコン補助で効率アップ

賃貸の多くは1部屋にエアコン1台。サーキュレーターか扇風機があると、夏の冷気循環・冬の暖気循環が一気に効率化します。エアコンの設定温度を1〜2度ゆるめられる実感があって、電気代にも優しいです。

どちらかと言えばサーキュレーターのほうが年中使える分、優先度高めです。

無印×アイリス、サーキュレーター2台の使い分けはこちら

テレビ — 夫婦の生活リズムに欠かせない

夫婦でテレビを見る習慣があるなら、引越し初日から必要です。配信視聴がメインでも、リビングの「画面」として機能します。

ちなみにうちは、結婚のタイミングで独身時代の小さいテレビから買い替えました。リビングに置くなら40〜50インチあたりが目安です。

テレビ内蔵スピーカーの音に物足りなさを感じたら、サウンドバーという選択肢もあります。賃貸で5年使った話はJBL Bar 5.0 MultiBeamを賃貸で5年使ったレビューにまとめています。

ここまでが層①、引越し即日マストの7つ。次の層②から一気に「後回しでOK」な家電の話に入ります。

層② 後回しでOKな家電7選(半年〜1年後・シーズン前でOK)

ここがこの記事の本題です。量販店のまとめ記事が「揃えるべき家電○選」として並列で紹介しがちな家電の中に、実は引越し即日じゃなくていいものがけっこう混ざっています。

必要なシーズンの前までに間に合えばOK、もしくは半年〜1年くらい経って余裕が出てから導入でも全然問題なかった、というのがうたの家の7年間の結論です。

スティック掃除機 — 最初の1ヶ月は凌げる

引越し・家具組み立てで細かいゴミが大量に出るので、スティック掃除機は早めに欲しくなります。でも、最初の1ヶ月はほうきと粘着ローラーで意外と凌げます

ボーナスやセールのタイミングを待って買うのもアリです。うちも最初からあったわけではなくて、落ち着いてから買いました。

炊飯器 — 弁当生活が長く続くと家計が痛い

コメ食文化で育ってきた人は、コメなし生活は長く続きません(私たちもそうでした)。最初は鍋炊きでも一応炊けますが、共働きだと毎日はしんどくなります。

弁当や外食で回すと、月単位で家計に響くのでそんなに後回しにはできません。でも引越し翌日必須というほどでもない、という絶妙なラインで層②に入れました。

食洗機 — 余裕が出てから導入でOK

うたの家は後から分岐水栓式の食洗機を導入しました。手洗いで回らないレベルになってからで十分です。

賃貸の場合、工事不要のタンク式か、分岐水栓式かという選択があります。うちは最初タンク式(サンコーのラクアmini)を使って、物足りなくなって分岐水栓式(パナソニック NP-TZ500)に乗り換えました。

賃貸で食洗機を分岐水栓式にした話

空気清浄機 — 花粉シーズン前に間に合えば可

ここがけっこう意外だと思うんですが、花粉症夫婦でも引越し即日は必要ありません

うちは花粉症なのでフル稼働しますが、必要なのはスギ花粉が飛び始める2〜4月。逆算すると1月くらいまでに揃えればOKです。最初はリビング用1台から始めて、必要を感じたら寝室用を追加する運用で全然間に合います。

花粉症夫婦の空気清浄機2台使い分け

加湿器 — 冬シーズン前でOK

加湿器は冬の乾燥が始まる前、10〜11月までに揃えればOKです。年中使うものじゃないので、引越し即日マストではありません。

ひとつ注意したいのが、加湿機能付きの空気清浄機(一体型)。うちでは2年で臭くなって分離運用に切り替えました。いまは加湿は象印のスチーム式で単体運用しています。

加湿空気清浄機が2年で臭くなった話
象印スチーム式加湿器を3年使った話

除湿機 — 梅雨シーズン前でOK

除湿機も年中稼働じゃないので、梅雨入り前の5月までに揃えれば間に合います。うちも梅雨時期に集中稼働していて、他の季節は物置にしまっています。

そもそもドラム式がある家なら、部屋干し用の除湿機としての優先度はさらに下がります。うちも変遷の中で使い分けが変わってきました。

除湿機からドラム式・浴室乾燥への変遷

浴室乾燥機(賃貸設備) — 必要な季節に使えればOK

浴室乾燥機は後から付けるものじゃないので、物件選びの段階で「ついているかどうか」を確認する話になります。

梅雨や冬の部屋干しで使えれば充分。賃貸で後付けする人はほぼいないので、家電というより「物件選びチェック項目」として頭に入れておくくらいでOKです。

賃貸の浴室乾燥機 ドラム式との使い分け

層③ 共働きでも急がなくてよかった家電5つ

層③は「買っちゃダメ」じゃないんですが、うちでは急がなくてよかった家電です。買ってよかった人もたくさんいるはずなので、必要を感じたら検討で大丈夫、くらいのテンションで読んでください。

ロボット掃除機 — 気になったとき掃除で十分だった

共働き時短の定番と言われるロボット掃除機ですが、うたの家では出番少なめでした。

「気になったときにスティック掃除機でサッと」で回っているので、わざわざロボット掃除機をセットしてタイマーで……というライフスタイルにはなっていません。家の広さやライフスタイル次第だとは思います。

ロボット掃除機(Eufy X10 Pro Omni)を1年5か月使ったレビュー

ケトル — 鍋で沸かせる(でもあると便利)

最悪、鍋でお湯は沸かせます。朝のコーヒーや紅茶が習慣なら便利ですが、なくても詰まないレベルです。

温度を1℃単位で選べる電気ケトル(Epeios CP001)を1年7ヶ月使ったレビュー

ダイソン空気清浄機 — フィルター交換せず1年2か月の稼働

うちの寝室にダイソンの空気清浄機(HP12WG、ヒーター兼用)を置いていますが、フィルター交換しないまま1年2か月経過しています。

つまり、なくても生活に支障はないレベルの稼働量です。暖房用途も兼ねているので完全に不要というわけではないですが、「共働きの必需品」というほどではありません。

ダイソン空気清浄機 フィルター交換せず1年2か月

アイロン/衣類スチーマー — ドラム式でしわ対応ほぼ済む

ドラム式の乾燥仕上げを使うと、普段着のしわはほぼ取れます。スーツや正装だけならクリーニングに出せばいいので、アイロンを買うタイミングはずいぶん後ろにずれました。

うちにもありますが、使用頻度は月1回以下です。

衣類スチーマーを3年使った話(アイロンを持たない選択)

電気圧力鍋(ホットクック等) — 共働き時短の定番だが、うちは出番少なめ

SNSや雑誌で「共働きの味方」として紹介されがちな電気圧力鍋。うちも気になって使ったことがありますが、作り置きの習慣がないと持て余します

自炊スタイル次第で、平日夜に「帰ってから煮込み料理を作りたい」派なら活躍するはず。気になる人は体験会やレンタルから試してみるのもいいと思います。

二人暮らし家電の優先順位を決める3つの判断基準

ここまで19個の家電を3段階で仕分けてきましたが、判断の軸を整理するとこの3つです。

  1. 時間を買えるか — 共働きでは家事の自動化が最優先。ドラム式・食洗機・オーブンレンジはここ
  2. シーズン性があるか — 加湿・除湿・空気清浄は年中使うものじゃない。シーズン前に揃えれば間に合う
  3. 代用が効くか — ケトル・ロボット掃除機・電気圧力鍋は代用で回る。慌てて買わない

「全部揃えなきゃ」じゃなくて「最初の7つ+シーズン前の7つ」でいい、という順番で考えると、予算と時間の配分がだいぶラクになります。

賃貸・共働き・花粉症というのは私たちの条件で、読者それぞれの条件で優先順位は変わるはず。この記事を仕分けのたたき台として使ってもらえたら嬉しいです。

まとめ — 二人暮らし家電の優先度一覧

最後に、この記事で紹介した19家電を一覧表にまとめておきます。

家電買うタイミング備考
ドラム式洗濯機引越し即日共働き最大の投資対効果
オーブンレンジ(料理派のみ)引越し即日基本は安いレンジでOK
大型冷蔵庫引越し即日単身用からは即卒業
エアコン入居前〜入居直後備付けなしなら即手配
ドライヤー引越し即日風量重視の1〜2万円クラス
サーキュレーター/扇風機引越し即日エアコン補助
テレビ引越し即日夫婦で見るなら
スティック掃除機入居1ヶ月以内最初はほうきで凌げる
炊飯器入居1ヶ月以内弁当生活は家計負担大
食洗機余裕が出てから手洗いで回らなくなったら
空気清浄機花粉シーズン前1〜2月までに
加湿器冬シーズン前10〜11月までに
除湿機梅雨シーズン前5月までに
浴室乾燥機物件選びの段階後付け不可
ロボット掃除機必要を感じたらスティックで回る
ケトル必要を感じたら鍋で代用可
ダイソン空気清浄機必要を感じたらフィルター交換せず1年2か月稼働レベル
アイロン/衣類スチーマー必要を感じたらドラム式でしわ対応済み
電気圧力鍋必要を感じたら作り置き習慣がないと持て余す

もう一度書いておきます。全部一度に揃えなくて大丈夫です

予算と時間には限りがあるので、「どうしても引越し即日ないと詰むもの」から揃えて、「シーズン前に間に合えばOKなもの」は時期に合わせて追加していく。これが私たち夫婦が7年かけて見えた順番です。

個別の家電の詳しい話は、それぞれの記事にリンクしているので、気になったものから読んでみてください。

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