電気代が高い家電はどれ?我が家で1台ずつ測ってみた【実測】
共働き夫婦のうたのです。
「家電の電気代って、結局いくらなんだろう。特に電気を食ってそうな家電はどれなんだろう」。ずっと気になっていたので、スマートプラグ型の測定器(TP-LinkのTapo P110M/A)を買って、電気代が高そうな家電を1台ずつ測ってみました。期間は2026年4〜5月の2か月、電気料金の単価は我が家の場合で37.4円/kWhです。
先に結論を書きます。月でならすと、ドラム式洗濯機がおよそ1,050円・食洗機がおよそ1,040円・冷蔵庫が830〜960円くらい。測れた4機器の合計で月およそ3,000円でした。そしてエアコンは、4〜5月こそほぼ0だったのに、7月に測り直したら2台で月およそ3,300円。ほかの4機器を全部足した金額を、エアコンだけで超えてきました。
カタログの「年間◯kWh」だけ見てもピンとこなかったんですが、実際に測ると「どの家電にいくらかかっているか」がはっきり見えました。この記事は、その実測値を機器別にまとめたものです。
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なぜ家電の電気代を1台ずつ測ろうと思ったのか
共働きで家電に頼りきりの生活なので、毎月の電気代がどの家電から来ているのか、前から気になっていました。明細を見ても「全体でいくら」しかわからなくて、ドラム式の乾燥が高いのか、食洗機なのか、冷蔵庫なのか、切り分けられないんですよね。
それなら測ってみよう、と思って導入したのがTP-LinkのスマートプラグTapo P110M/A。コンセントと家電のあいだに挿すだけで、消費電力と電力量がアプリで見られるタイプです。これを家電ごとに付け替えて、1台ずつ記録していきました。
カタログに載っている「年間消費電力量」は、使い方の前提が決まっている数字です。だから自分の生活の実数とはどうしてもズレる。私が知りたかったのは「我が家の実際の使い方で1か月いくらか」だったので、机上の計算ではなく、測った数字で見ることにしました。
測定の前提──2か月の実測・単価は我が家の37.4円/kWh
数字の前提を先に書いておきます。
- 計測方法:自宅でスマートプラグ型の測定器(TP-Link Tapo P110M/A)を使って計測
- 期間:2026年の4月と5月の2か月分(測定器を導入したのが4月からで、それ以前の記録はありません)
- 電気代の出し方:我が家の電気料金単価37.4円/kWhで「消費電力量(kWh)×37.4円」
単価は契約や時期で変わるものなので、あくまで我が家の数字としての参考値として読んでください。あと、年額は「2か月の平均×12か月」のざっくり概算です。冷蔵庫やエアコンは季節で大きく動くので、年額よりも「実測した月の月額」を主役に見てもらえると正確です。
ドラム式洗濯機の電気代──月およそ1,050円、乾燥を回す日で大きく変わる
ドラム式洗濯機は、実測で4月が28.6kWh、5月が27.6kWh。月にしておよそ1,030〜1,070円でした。
面白かったのが日ごとの差です。乾燥まで回した日は1日あたり1.0〜2.8kWh(約40〜105円)と幅が大きく、逆に洗濯だけで乾燥を回さない日は待機ぶんの数円で済みます。つまりドラム式の電気代は「乾燥を回すかどうか」でかなり二極化するんですよね。まとめ洗いで乾燥をガッツリ回した日は跳ねるし、回さない日はほとんど食わない。
カタログだと洗濯から乾燥まで1回で約0.9kWh(約34円)なので、それよりたくさん回す日は重めです。年額にすると概算で約12,600円くらい。
ドラム式そのものの後悔ポイントと3年使った結論は、ドラム式洗濯機の後悔と3年使った結論に詳しく書いています。
食洗機の電気代──1回およそ26円、思っていたより安かった
食洗機は、実測で4月が27.3kWh、5月が28.5kWh。月にしておよそ1,020〜1,060円、1回あたりに直すとおよそ26円でした。
正直、もっと食うイメージだったので、1回26円は思っていたより安かったです。手洗いだとお湯と水を出しっぱなしにする時間が長いので、水道代まで含めて考えると、食洗機のほうが安く済んでいる可能性は高いと思います(水道代は測っていないので、ここは断定しません)。
ヒーターで加熱するぶん運転中のピーク電力は高めですが、1回の運転時間で見れば、電気代としては許容範囲でした。年額は概算で約12,600円くらい。
賃貸での食洗機の設置(タンク式から分岐水栓に変えた話)と使い勝手は、賃貸で食洗機を使った本音レビューに書いています。
冷蔵庫の電気代──月830〜960円、4月から5月で100円以上あがった
冷蔵庫は、実測で4月が22.2kWh、5月が25.6kWh。月にしておよそ830円から960円、1日あたりだとおよそ26〜37円でした。
注目したのは、4月から5月にかけて月100円以上あがったこと。使い方は何も変えていないのに増えたので、外気温が上がってくると冷やすのに使う電力が増えるんだな、というのが実データで見えました。
280Lの二人暮らしサイズで、常に電源が入りっぱなしの家電です。1台あたりは地味ですが、毎月確実に効いてきます。夏本番になるともう少しあがると見込んでいます(あくまで見込みで、夏のデータは別途この記事に追記する予定です)。年額は概算で約10,800円くらい。
二人暮らしの冷蔵庫の容量選びについては、二人暮らしの冷蔵庫は何リットルが正解?でリアルな中身も公開しています。
【2026年7月 追記】エアコンは夏に一変──2台で月およそ3,300円
4月・5月の時点では、エアコンはほぼ動かしていなかったので、実測でも待機ぶんくらいでほぼ0でした。「冷房シーズンのデータが溜まったら追記します」と書いていたので、ここに追記します。
測ったのは2026年7月1日〜25日の25日間、我が家のエアコン2台ぶんです。リビングは備え付けの2019年製、寝室は2026年5月末に増設したばかりの新しいほう。ほかの家電と同じように、それぞれのコンセントに測定器を挟んで測りました。
| エアコン | 25日間の実測 | 1日あたり | 月換算(概算) |
|---|---|---|---|
| リビング(2019年製) | 41.2kWh=約1,540円 | 約62円 | 約1,900円 |
| 寝室(2026年5月増設) | 30.7kWh=約1,150円 | 約46円 | 約1,400円 |
| 2台合計 | 71.9kWh=約2,690円 | 約108円 | 約3,300円 |
いちばん驚いたのは、4〜5月に測った4機器の合計(月およそ3,000円)を、エアコン2台だけで超えてしまったことです。洗濯機も食洗機も冷蔵庫も毎日動いているのに、夏のエアコンはそれを全部足したより重い。「電気代が高い家電といえばエアコン」とよく言われるのは、こういうことかと数字で納得しました。
6月と比べると跳ね方がよく分かります。6月はリビングが約89円、寝室が約250円しか使っていませんでした。それが7月は25日間でリビング約1,540円・寝室約1,150円。梅雨が明けて冷房を回し始めた途端に、桁がひとつ変わった感覚です。
面白かったのが、2台で電気を使う時間帯がきれいに分かれたことです。リビングは夕方から夜にかけて、寝室は深夜から朝にかけてが山でした。同じ「エアコンの電気代」でも、部屋によって動く時間帯がまったく違う。1台にまとめて見ていたら気づけなかった差です。
もうひとつ気になったのが、瞬間の消費電力です。7月25日から26日にかけての24時間を5分おきに見てみると、リビングの2019年製は最大818W・動いている時の平均が350Wくらい。寝室の新しいほうは最大275W・平均105Wくらいでした。
ただ、この差をそのまま「古いほうが電気を食う」とは書けません。リビングと寝室では部屋の広さも日当たりも設定温度も違うからです。体感としては、今年の夏から新しいほうと同じ温度設定にしてもリビングの冷えが足りないと感じてはいるのですが、条件がそろっていない数字で結論を出すのはやめておきます。何年か測り続けたら、また書けることが増えるはずです。
そのエアコン自体の話は、賃貸の寝室にエアコンを増設した話に書いています。
4機器を合計すると月いくら?
測った4機器を合計すると、4〜5月の月平均でおよそ3,000円でした。内訳は、洗濯機が約1,050円、食洗機が約1,040円、冷蔵庫が約890円(2か月平均)、エアコンがほぼ0。一覧にするとこんな感じです。
| 機器 | 月の電気代 | 1回/1日あたり | 年額概算 |
|---|---|---|---|
| ドラム式洗濯機(乾燥あり) | 約1,030〜1,070円 | 乾燥日 約40〜105円/回さない日 数円 | 約12,600円 |
| 食洗機 | 約1,020〜1,060円 | 1回 約26円 | 約12,600円 |
| 冷蔵庫(280L) | 約830円→960円 | 1日 約26〜37円 | 約10,800円 |
| リビングエアコン | ほぼ0(待機のみ) | 4〜5月は冷房オフ | 7月の実測は上の追記セクション |
| 4機器合計(月平均) | 約3,000円 | — | — |
これはあくまで「測れた4機器ぶん」で、照明やテレビ、給湯などは含んでいません。それでも、この4機器だけで月3,000円ぶんの電気を使っていると数字で見えると、「電気代が高い」のがどこから来ているのか、少し腑に落ちました。
1台ずつ測ってわかった3つのこと
実測してみて見えてきたことを3つにまとめます。
- ドラム式は乾燥を回すかどうかで電気代が二極化する。乾燥の電気代が可視化されました。回さない日を作るだけで、月の数字が変わります。
- 食洗機は1回26円で、思ったより安い。手洗いの水道・お湯代まで考えると、トータルでは食洗機のほうが安く済んでいそうです(水道代は未計測なので断定はしません)。
- 冷蔵庫は使い方を変えていないのに4月から5月で月100円以上あがった。常時稼働の家電は、節約しようがない代わりに、季節(外気温)で素直に増減します。
カタログ値だけ見ていたら、この3つは見えなかったと思います。
ちなみに、今回の計測に使ったのはこのスマートプラグです。アプリで電力量が見られるので、同じように「うちの家電はいくらかかってるんだろう」を測ってみたい人の参考にどうぞ。
結論──電気代は「測ると」見え方が変わる
家電の電気代は、明細の合計だけ見ても「高いなあ」で終わってしまいます。でも1台ずつ測ると、ドラム式の乾燥が重い日と軽い日、食洗機が意外と安いこと、冷蔵庫が季節で動くことが具体的に見えて、「どこを気にすればいいか」がわかりました。
我が家の場合、測れた4機器で月およそ3,000円。そこに夏はエアコン2台で月およそ3,300円が乗ってくるので、夏場だけ一気に倍近くになります。節約のために何かをガマンするというより、「乾燥を回さない日を作る」みたいな小さな調整がそのまま数字に出るのが、測ってみると面白いです。
各家電の使い勝手や後悔ポイントは、それぞれの本体レビューに詳しく書いています。ドラム式洗濯機の後悔と結論、賃貸で食洗機を使った本音レビュー、二人暮らしの冷蔵庫は何リットルが正解?。気になる家電があれば、そちらも読んでみてください。
「電気代の高い家電」として世間で言われている順位と、我が家で実測した順位が違った話は電気代の高い家電ランキングを我が家で実測したら順位が違ったにまとめています。
家電をこれから一通り揃えていく人は、共働き夫婦が買ってよかった家電7選と、最初に買うべき家電を優先度3段階で仕分けた記事もあわせてどうぞ。
エアコンの夏のデータは、この記事の「【2026年7月 追記】エアコンは夏に一変」に追記しました。
よくある質問
Q. 家電1台あたりの電気代って実際いくら?
A. 我が家の実測(2026年4〜5月・単価37.4円/kWh)では、ドラム式洗濯機が月およそ1,030〜1,070円、食洗機が月およそ1,020〜1,060円、冷蔵庫が月830〜960円でした。測れた4機器の合計で月およそ3,000円です。
Q. ドラム式洗濯機の電気代は月いくらくらい?
A. 我が家では月およそ1,030〜1,070円でした。乾燥を回した日は1日40〜105円と幅があり、回さない日は待機ぶんの数円。乾燥を回すかどうかで電気代が大きく変わります。
Q. 食洗機は手洗いより電気代が高い?
A. 我が家の実測では食洗機は1回およそ26円でした。手洗いはお湯・水を出している時間が長いので、水道代まで含めるとトータルでは食洗機のほうが安く済んでいそうです(水道代は未計測のため断定はしていません)。
Q. 冷蔵庫の電気代は季節で変わる?
A. 変わります。我が家の実測では4月の月830円から5月は960円と、使い方を変えていないのに月100円以上あがりました。外気温が上がると、冷やすための電力が増えるためです。
